ハイブリッドのよくある誤解(3) | MAC AUTO PARTS

マックオートパーツ | 車両情報表示装置でお客様に幸せをお届けします。

インデックス

ハイブリッドのよくある誤解(3)

前回は、この図

で、赤丸でエンジンをかけると言いましたが、なぜ他の場所ではだめなのか

という話をします。

他の場所とは

上の図で言う、黄色や緑の部分です。

なぜかと言いますと、エンジンの出力は直接駆動と余剰分の発電に分かれますが

(ノートe-POWERの場合はすべて発電ですが)

例えば、タイヤ軸で10kW必要な時に、ハイブリッドは効率がよいからという

理由でエンジンが20kW出したりしますが、20-10=10の差の10kWは

バッテリーに充電されます。

 

これはガソリン車ではできない技で、ガソリン車でも10kW欲しい時に

20kW出すことは可能で、熱効率はよいですが、アクセル以上にパワーが

出るので違和感があるはずです。

 

ハイブリッド車の場合は、10kW欲しい時に20kW出しても、10kWは

裏で充電されているだけなので、ガソリン車のようにタイヤ軸で20kW出て

しまって、おかしいということにはならず、ちゃんと10kWになるので

違和感はありません。

 

さて、それが黄色、緑の部分でそういうことをすると、5kW欲しい時に

20kW出す、というようなことになり、バッテリーに一時充電する分が

多くなってしまいます。これはノートe-POWERでも同じことです。

ノートでも、エンジンが20kW出したら20kW発電しますが、

5kWは直接駆動モータに回り、15kWはバッテリーに一時蓄えられます。

 

バッテリーに一時蓄えられる分は、エンジン-発電モータ-バッテリー

-駆動モータ-タイヤというエネルギーの流れとなります。

一方、直接駆動モータに回る分はエンジン-発電モータ-駆動モータ

-タイヤというエネルギーの流れになり、バッテリーへの寄り道がありません。

 

寄り道すると、その分電気ロスが出るので効率が悪くなります。

ということで、なるべく大パワーの部分でついでに充電した方がよいという

ことになります。ハイブリッド車は軽い負荷のところでEV走行をして

効率を上げることが利点の一つとなります。