燃費はどうやって決まるのか(24) | MAC AUTO PARTS

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燃費はどうやって決まるのか(24)

SOC制御の話の続きを書きたいと思います。

 

ハイブリッド車のSOCはどんな動きをするのだろうか・・・

EV走行の時は下がり続けます(ブレーキ回生では上がりますが、

下り坂でない限り、加速、ブレーキ回生の繰り返しをすると

SOCは下がります)

 

止まっている時も同様です。となると、エンジンがかかっている

時に余分にエンジンパワーを出してSOCを上げることになります。

 

では、どんな時にエンジンがかかって、止めるのかということに

なりますが、燃費がよくなるような境目にするのが妥当です。

しかも、JC08とかのモード燃費がです。いずれにせよ、

負荷が低い(アクセルの踏みが少ない)時はEVで、

負荷が高い(アクセルを踏み込んでいる)時はエンジン走行+

バッテリチャージで、その中間のどこかに境目がある

という感じです。

 

そうすると、どうなるかというと、渋滞走行とかのアクセルの

踏みが少ない場合が多い走り方ではEV割合が増加し、

チャージの機会が減るのでSOCが下がり勝ちになります。

逆に、上り坂、高速などはSOCが上がってきます。

 

ここから先は車によって変わってくるところですが、

アクアの場合はSOCが低いとチャージ量(パワー)が

増えるようです。これは理にかなっている話で、

渋滞してきたからと言って、SOCが下がってくるのを

黙って見てるだけではまずい、ということです。

 

SOCが下がると、前回書きましたように、40%を

切ったらSOC回復モードになってエンジンが止まらなく

なります。要するに、優先度が

SOC回復>エンジン動作点(燃費)

となった状態なのです。要するに燃費が悪化します。

 

これには誤解があって、トリップの燃費を見ると、

SOC回復モードになって、エンジンが止まらなくなると

燃費値がみるみる悪化するのでイメージが悪いのですが、

実際は将来走る分のエネルギーを今生み出してるだけ

なので、見た目ほど悪くなっていません。

 

例えばわかりやすく書くと、

停車中にSOC回復モードになって、今まで30kmを1Lで走っていて

30km/lだったものが、500cc燃料消費して、30kmを1.5Lで

走るので20km/lになってしまった!やっぱりSOC回復モードは

ダメだ!となるのですが(実際はこんな悪化の仕方はしませんが)

その時SOCが40%から80%に回復したとすると、80-40=40%分

走れる距離を分母の30kmに足してやらないといけません。

 

SOC回復モードは将来EVで走れる分を先取りしているので、

正確に評価しようとすると、その先取り分も計算に入れる必要が

あります。それが例えば10km(/40%)とすると、燃費は

(30+10)/1.5=26.7km/lなので、悪いは悪いけど

思ったほどじゃないな、ということになるのです。

 

目安ですが、SOC回復モードでの燃費悪化分の半分は

後で取り戻せると考えてよいと思います。3km/l悪くなったら

実際の悪化は1.5km/l分ということです。

 

実際に試すには、SOC回復モードが終わってから

もう一度SOC回復モードになるまでEVで粘ってみると

わかります。そのSOC回復モードになる直前の燃費と

最初のSOC回復モードになる直前の燃費の差が悪化代になります。