燃費のよい走り方を書いていますが、加速時(エンジンのかかっている時)、
一定速走行時(EV走行)、減速時(回生)の3つに分けて考えるのも
よいかもしれません。
で、EV走行ですが、i^2×Rというのが、電気損失の一部、バッテリー損失です。
電流は表示装置で表示すればわかりますが、Rがわかるようなわからないような
数値です。これは電圧で何となく推定できます。
バッテリ電圧=ocv-i×Rです。ocvは開放端電圧で、SOC-ocv特性で
一応決まっています。バッテリ電圧を表示装置で見てみますと、
同じSOC、電流だからと言って同じバッテリ電圧とは限らないです。
長時間EVで粘った時などは特に電圧が下がるのがわかると思います。
例えば私のアクアなどは、だいたい150Vを切ったら元気ないな、という
ことでエンジンをなるべくかける方向にします。同じSOC45%でも、
10AのEV走行で150V台ならまだまだいけると思いますし、145Vくらいなら
やばいのでやめておこうとなります。内部抵抗も増えていますので、
同じEV走行でも損失が増えて燃費に影響します。
さらに、しつこくEVで粘るとSOCが急落して強制充電になりますので
燃費的にも損だと思われます。強制充電自体が損なわけではないですが、
結果的に損するようです。この辺もいずれはデータをとってみたいです。