走るとどれだけタイヤの温度が上がるか・・・
結果、乾燥路ではだいたい路面温度+5-10℃くらいです。
最初の1-2分で上がってそこから一定です。
スタッドレスだから上がりやすいかもしれません。
路面温度は今の季節0-10℃というところです。
たまに暖かい日があって、タイヤ温度が20℃くらいになると30km/lを超えたりします。
でも、雨とか雪とかで路面が濡れていると路面温度=タイヤ温度になって、燃費は悪いです。
さて、タイヤの温度を上げる工夫はないものか・・・4つ思いつきました。
1.内圧下げ→発熱大→タイヤ温度上昇→燃費上がる
2.アライメントをトーインかトーアウトにする→発熱大→以下1と同じ
3.タイヤの前に風よけ板を作る→放熱小→タイヤ温度上昇→燃費上がる
4.カイロとかで中から暖める
一番お手軽な1.を試しました。内圧300kPa、200kPa、150kPaの比較です。
結果から書くと、下げても発熱は明らかには変わらずです。燃費は体感300kPa→150kPaで5%悪化ですね。
意外と落ち幅は少ない感じはします。150kPaはサイドウォールは温まっている感じはありました、が、
2、3℃の違いで、明らかな効果はないですね。大気か地面に熱が逃げているのでしょうね。
そんなことを考えながら資料を探って、こんな資料がありました。
あまりいい資料じゃないのですが、タイヤの温度、内圧ところがり抵抗の関係を調べたものです。
上2つは夏タイヤ、下2つはスタッドレスタイヤです。
凡例に300、250、200kPaと書いていますが、初期温度を80℃にして、あとは成り行きに
したので、10℃に下がっているころには240、200、140kPaに下がっています。
おかげで、同じ温度で圧力が違うとどうか、同じ圧力で温度が違うとどうかが何となくわかるような
気がします。右のグラフから、同じ圧力で温度が違うと(同じ凡例の右端は80℃で左端は10℃)
ずい分ころがり抵抗が違うのに、同じ温度で圧力が違うのは(特に140kPaと200kPaは)
あまり変わらないなぁと言う感じで、感覚的にも何となく合う(空気圧を上げ下げするより、夏冬の
燃費差が大きい)ような気がしました。でも、こんなのはタイヤの種類によって結果は
全然違ってくるんじゃないか、と思います。