ハイブリッドの高速燃費の数値がガソリン車より悪いという記事ですが、
https://carview.yahoo.co.jp/news/newmodel/20180524-10312375-carview/
ハイブリッドにするからには、あらゆるシチュエーションでガソリン車に勝ってないと、と
思いますが、こうなってしまう理由ですが・・・
理由はかけ止めしないから、でしょう。
かけ止めしない→電池を使わない→ガソリン車と同じ→ハイブリッドシステム=余計なものがついてる
分不利となります。
なぜかけ止めしないのか、大きく2つあると思われます。一つは機構上の問題、
プラネタリーギヤ式は要素の回転速度差が大きいと(リング高回転&キャリア=エンジン0rpmみたいな)
許容回転数を超えやすくなるのである程度までしかエンジンを止められません。
もう一つは止められるけど自粛しているような場合です。例えば、かけ止め=電池出し入れなので寿命には
悪い方向でしょうね。高速=長距離=長時間運転なので、この電池出し入れに釘をさすことで寿命にはいいかも
しれません。
かけ止めしない=電池を使わない、これはどうか、というと、エンジンをかけながら電池を使う=消費する
シチュエーションはどんなものでしょうか。軽負荷時の空回し+EV走行でしょうか。これはありえます。
空回し分は損ですが。ですので、機構上の問題の場合のみこの戦略はありです。自粛の場合はあてはまりません。
ただ、高速でエンジンをとめないとハイブリッドの意味が薄くなるので、ハイブリッド専用にしたりして
弱点が目立たないようにする、だとか、例えば日産フーガの場合はガソリン車よりハイブリッド車はデフを
ハイギヤにして高速燃費を勝たせるようにしています。もちろん加速がトレードオフとなりますが、
アシストをエクスキューズにしている思想と思われます。
今後は高速でもかけ止めをして弱点をなくす方向になると思います。高速燃費が悪いハイブリッドを
見ると、やる気ないな、とか古いな、とか感じます。