時々プリウス用ハイブリッドモニターをお使いいただいている方より
「グリルシャッターが開きっぱなしなんですけど?」という
質問をいただきます。
グリルシャッターって、どんな時に閉じたり開いたりするものなのだろうか。
グリルシャッターって、そもそも何?
グリルシャッターは、グリルの開口部を閉じて、空力をよくする=燃費をよくする
ためのものです。
燃費だけを考えたら、グリルは閉じっぱなしの方がいいですが、
グリルが開いている理由は言うまでもなく、ラジエーターとエアコンのコンデンサーを
冷やすためなので、冷やさなくてもいい時だけ閉じるということになります。
いや、逆に言うと、熱くなってオーバーヒートするぞ、という時以外は閉じても
いいんじゃないかと思いますが・・・。
いやただ、ずっと閉じていたから冷えなくて初期温度が上がったからオーバーヒート
したんだってことになっても困る、というのもあるので、いつ閉じていつ開くかは考え方でしょうね。
それで開きっぱなしってどういうこと?ということになりますが、
50系プリウスオーナーではないので推定ですが、エアコンをつけていたのではないかと。
エアコン開発者の立場になって考えてみると、グリルシャッターなんて、余計なものを
つけやがって、ってところでしょうね。コイツが閉じていたせいで熱交換の効率が悪くなって
エアコンの効きが悪くなって文句言われたらたまりませんからね。
ということで、エアコンON時のグリルシャッターの開閉に口を挟む権利があるとすれば
常時開、という答えになるのかもしれません。カタログ燃費値にも影響はありませんし。
ですので、プリウスオーナーの方には、グリルシャッター開度を見ながら、A/Cスイッチを
オフにして、窓全閉、腕まくり、ブロア送風運転をお勧めいたします。
車室内の空気が動いているだけでもずい分涼しく感じるものです。
エアコンOFF+空力向上効果で意外と燃費が上がるかもしれません。