今日は走行抵抗を実際の走行データにあてはめることに
より、イメージしやすくしたいと思います。
実際の走行データと言っても、JC08モードパターンです。

これは「JC08 パターン」とかで検索すると出てきます。
これに、以前探してきた先代プリウスの走行抵抗
0.0322×V×V+90 [N]
をあてはめてみますとこんな感じになります。

本当は停車しているところはゼロですが。
80km/hくらいのところは300Nくらいの力がいります。
走行に必要な力はこれに加速、減速抵抗を加算します。
伝達系損失ゼロの理想状態を想定すると、
加速、減速抵抗は打ち消されてゼロになるので
(停車から始まって停車で終わるのでゼロです)
とりあえず考慮しないことにします。
それで、走行に必要なパワーは上記走行抵抗×速度になります。

これですね。80km/hのところは7kWくらいになります。
すなわち、プリウスを80km/hで走らせるために7kWのパワーが
必要ということです。
これを積分すれば、JC08で必要なエネルギーが求まります。
積分した結果は1387kJです。ちょっとわかりにくいですね。
ガソリンの低発熱量が43500kJ/kg、ガソリン1Lが745gと
すると32400kJ/Lとなります。エンジンの熱効率を35%と
すると、取り出せるエネルギーは11340kJです。
理想の伝達効率100%を想定すると、JC08を走行するのに
必要なガソリンの量は1387/11340=0.122Lとなります。
JC08は8.172kmなので、燃費は8.172/0.122=66.8km/Lとなります。
こう見ると、先代プリウスのカタログ値は32km/lくらいだったでしょうか・・・
悪いですね。伝達効率がだいぶ悪い、損失が多いからということに
なります。それでもガソリン車に比べればずいぶんましですが。
ガソリン車は66.8が10km/L台とかになったりするわけですから。
