JC08の走行抵抗が1560kJという話を以前しましたが、
これは8.172kmを1204秒で走るためのエネルギーです。

それは例えば時速約25km/hで1204秒で走っても同じです。
8.172kmを1204秒です。これの走行抵抗積算エネルギーはというと、
同じくF=0.0322V×V+90をあてはめまめて計算すると
894kJとなりました。JC08パターンの1560kJより、同じ距離を同じ時間で
なのに、ずい分少なくなりました。これは、速度が上下に振れるより
平均値で変わらない方が消費エネルギーが少ない、という性質が
あるからです。

上の図はF=0.0322V×V+90の走行抵抗曲線ですが、
平均40km/hで走行するのと、10km/hと70km/hを行ったり来たり
するのでは平均速度は同じですが、走行抵抗はというと、
40km/hは曲線上の○印(約140N)ですが、10-70km/hは
10-70km/hのラインの中点(約170N)となり、速度は変化
させない方が有利になります。
という理由もありまして、よくJC08は実態を表わしていないだとか、
実燃費との差が大きすぎるとか言われますが、JC08自体は
山の高さも60km/hくらい(一般道の最高速度)ありますし、
渋滞走行のような山もありますし、高速走行相当の山もありますし、
距離あたりの停車回数もそんなに甘くないのでJC08モードを責めるのは
ちょっと違うのでは?と思っています。
JC08自体を責める前に、なぜ実燃費との差が出てきて、それが大きいのか
個別によく調べた方がいいのではないかと思います。
