燃費はどうやって決まるのか(26) | MAC AUTO PARTS

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燃費はどうやって決まるのか(26)

燃費はどうやって決まるのか、という話があまりできて

いなかったと思いますが、タイヤ面で出す力とその上流に

分けて考えるのがわかりやすいと思います。

 

タイヤ面で出す力は、勾配の分や加減速もありますが、

走行抵抗をメインに考えるとよいと思います。

走行抵抗はころがり抵抗+空力抵抗です。

 

勾配や加減速をどう考えるか、というと、

燃費を考えるときに山の頂上からふもとに下って

燃費がよかった、逆に山登りをして燃費が悪かったと

いうのはナンセンスです。聞く人が期待している

燃費の話ではないでしょう。

 

しかし、その辺のことはあまり重要視されていないような

気もします。試乗記などで生の燃費値が書かれていたり

しますが、スタートゴールの標高差が書かれていることなど

まずありません。

 

いや、同じコースで比較しているからいいんだとか

言いますが、日が違えば天気も気温も違うのはもとより、

それを読んでいる人は、自分がそれを買ったらどんな

燃費になるのか?ということをイメージするのではないのか、と

思います。

 

だから、今回の試乗は生の燃費値はこうこうだけど、

こういう根拠でこういう補正をかけたから公称値はこうなんだよ、と

言ってほしいものです。

 

話を戻しますが、ということで、燃費はスタート=ゴールとして

測るのがよいと思います。そうすると停止状態でスタートして

ゴールも停止状態なので、加減速も積算値はゼロで、

勾配もゼロです。

 

途中の加減速で増えたり減ったりする分は、それにかかる

税金は払いますが、収支はプラマイゼロというような考えかたです。

プラスはもちろん、マイナスにも税金がかかるので、なるべく

プラマイはない方がいいです。

 

しかし、勾配はそうとも言えず、車自体がしっかり加速した方が

かえって効率がよいという面もあるので、平地の燃費の方が

いいとは言えないです。