今までタイヤ面で出す力のことを書いていました。
今回はそれより上流の話を書こうと思います。
タイヤ面で出す力も、メールをいただいていて書くことはありますが
それは後日にします。といいますか、反応が悪いもので
あまり整理できていません。
タイヤ面より上流は、エンジン、モータの使い方の話に
なります。原則は走るためのエネルギーはすべて
エンジンが出すということです。
これがPHVだと一部家庭のコンセントからとなり、
EVは100%家庭(あるいはそれ以外の)のコンセントからに
なります。
とりあえずハイブリッド(PHVでない)ということで
話を進めますが、なぜハイブリッドかというと、
ガソリン車でできないことをするためです。
ハイブリッドができてガソリン車ができないことは
EV走行、回生ブレーキですが、
EV走行が直接燃費に寄与するわけではないことは
注意すべき点です。
EV走行している間は燃料消費せず、走行距離は
増えるので燃費がよくなるように思えますが、
そのEV走行をするためのエネルギーは元はと言えば
エンジンで発電して作ったものです。
ということで、逆に考えると、エンジンを回して
作り出したエネルギーを直接駆動力として使わず、
わざわざ発電して、一旦バッテリーに貯めてから
あとで使うという回りくどいことをしているので、
効率が悪いとも考えられます。
言えば、例えば40km/hでEV走行をしていて
消費する電力を生み出すためのエンジンのパワーが
40km/hでエンジンで走っている時のパワーより
大きかったらEV走行しない方が燃費がよくなる・・・
いやそうではないです。なぜかと言うと、
前者は後者よりパワーが大きいに決まってます。
回りくどいことをする分のロスが積み重なって、
直接エンジンの力を駆動力として使うより
大きくなります。
でも、40km/h一定速ならEV走行だよなぁ・・・
何でだろうか、というところがハイブリッドの考え方に
つながります。