ハイブリッドシステムの使い方(2) | MAC AUTO PARTS

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ハイブリッドシステムの使い方(2)

燃費のよい走り方ですが、現在地からある地点に行くために

最も燃費よく走る方法は、走行抵抗から言うと、

何回かにわけて書きましたように、できるだけ遅く、加減速は

しないで走ることになります。

 

つまり、市街地走行で言うと、信号になるべくひっかからないように

なるべく遅く走るということになります。ただし、ハイブリッド車でも

12V系の消費がありますので、カメの歩みではいけなくて、

ある程度はスピードを出さないといけません。

 

この、ある程度というのはどれくらいでしょうか・・・

 

ちょっと簡単に考えてみます。走行抵抗の式F=0.032v^2+90の

車の場合、例えば30km/hと60km/hでは必要なパワー、すなわち

仕事率は30km/h=8.3m/s、60km/h=16.6m/sなので、

それぞれ(0.032*30*30+90)*8.3、(0.032*60*60+90)*16.6と

なって、約1kWと約3.4kWとなります。

 

30km/hで走ると60km/hの倍時間がかかるので、12V系消費が0.7kW

以上なら、60km/hの方が燃費がよくなりそうですね。ロスとか効率を

考慮しないで、の話ですが。

 

12V系消費はだいたい0.2-0.3kW程度なので30km/hの方が

燃費がよさそうです。結果から言うと、燃費が一番よい速度というのは

こんな速度では走ってられん、というほど遅い速度のことが多いようです。