前に損失の種類について書きましたが、
おおざっぱな損失の内訳を図に描いてみました。
燃料エネルギーがタイヤ軸出力になるまでです。
こんな感じで、燃料エネルギーの1/3くらいをエンジン軸出力として取り出します。
(残りの2/3はだいたい冷却損失と排気損失で半々です。未燃ガスとか摩擦損失とかもあります)
そこに回生パワー(タイヤ軸マイナストルクのうちバッテリーに入った分)が加算されます。
これはガソリン車では存在しないものです。
その合わさったものから伝達損失と減速する原資となる加速分の駆動力をひいたものが
タイヤ駆動力となります。
ですので、燃費をよくしようとした時は下記がポイントとなります。
・エンジン軸出力の全体に対する割合をどうやって上げるか
・伝達損失(赤丸1、2)をどうやって下げるか
・タイヤ駆動力(負側)は伝達損失(赤丸2)の分母なので、これを下げるのも効果あり
図にするとわかりやすいのでは?と思います。