https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170812-00010001-wired-ind
これからの電気自動車はブレーキペダル不要に、と
書いてあるけど、そうはならないでしょう。
急ブレーキをかけられることは車として必要な性能で、
いつでも急ブレーキ相当の減速Gを出すことができる必要があります。
回生ブレーキは性能の上限が例えば100kWとか決まっています。
例えば100kWなら、100km/hでどれくらいの減速Gが出せるのか、
減速力×速度=100kWから逆算すると、減速力は3610N、1000kgで0.3Gくらい
でしょうか。ちょっと少ないですね。
しかも、電池は温度やSOCによって性能が変わるので、いつでも
求められる性能を出せるわけではありません。
極端な場合は一切出し入れできない場合もありえます。
そんな場合、ワンペダル車はどうしているのだろうか・・・
例えば、アウトランダーPHEVで、満充電状態で下り坂をB5で
下るとしたら・・・
アウトランダーの場合は、エンジン空回しでエネルギー消費しながら
モーター回生していたと記憶しています。
そうではなく、空走状態になる車もあると聞いたことがあります。
しかし、アクセルを離せば減速すると期待していたのに、
それを裏切るというのはどうなのかと思います。
という意味では、ワンペダルでの減速力をあまり強くすることは
できないのかもしれないですね。アクセルオフしても、時には期待したほど
減速しないこともある、と周知できればよいと思いますが。