ハイブリッドと電気自動車では、電気自動車の走行コストが安い、CO2が少ないと言われて
いますが、どうなのか考えてみたいと思います。
結論は若干電気自動車がよいが、さほど変わらない、になると思います。
まず、ガソリン1L、電気1kWhあたりのCO2についてですが、EVsmartブログの数値を引用します。
http://blog.evsmart.net/electric-vehicles/ev-and-fossil-fuel-power-station/
こちらです。数値は、ガソリンは2320g/l、電気は647g/kWhです。
ガソリンの方は、1Lが750gと仮定されています。そのうち、「C」炭素の量ですが、
ガソリンはC5-C10の炭化水素のようで、C5H12-C8H18・・・の構成比を考えると、
だいたい12*5/(12*5+12)~12*8/(12*8+18)なので85%ぐらいとします。
さらに、CがCO2になると重さは(12+16*2)/12倍になるので、
750*0.85*44/12=2337.5
とそれらしい数値になります。
電気の647g/kWhはうのみにするしかないです。
で、電気の1kWhをガソリン換算するのですが、ガソリンの低発熱量43500kJとして、
1Lの重さは750gとすると43500*0.75=32625kJ、ハイブリッド車がガソリンを電気に
変える効率を35%とすると11418kJ、これは、1kWh=3600kJなので3.17kWhです。
2320/3.17=732gとなります。電気の647gの方が優秀です。
これは電気のCO2排出が少ない、変換効率がいいことを示します。