前回、ころがり抵抗と空気抵抗を考えるという話をしましたが、
ころがり抵抗はこんな感じです。

横軸速度、縦軸ころがり抵抗[N]です。速度に対して抵抗は一定です。
前に書いたようにN=kJ/mなので、距離あたりの仕事量は速度にかかわらず
一定です。だから、50km/hであろうと100km/hであろうと燃費は同じ、です。
一方、空気抵抗はこんな感じです。

横軸速度、縦軸空気抵抗です。先日示した式
F=0.0322×V×V+90
の0.0322×V×Vの部分です。これは距離あたりの仕事量は速度に対して
指数関数状に増えるので、速度が低ければ低いほど燃費がよい要因になります。
走行抵抗は空気抵抗+ころがり抵抗なので、速度が上がるほど距離あたりの
仕事量が増えることになります。どう増えるかと言うと、10km/h増えた時の走行抵抗を
グラフ化すると(横軸は速度、10は10km/hの走行抵抗/0km/hの走行抵抗)

こんな感じです。10km/h上がると20%くらい走行抵抗が増えます。だから20%
燃費が悪化するというわけではありませんが。その理由は後ほど説明することに
なる予定です。
