ハイブリッドモニターの取説にも書いていますが、ハイブリッド車は
エンジンをかけ止めすると燃費がよくなります。
その理由の一つはアクセル一定で運転しがちになることです。
前の車に追従したり、スピードコントロールしようとしたりして、アクセルを
動かす場合があります。前の車に追従していなくてもアクセルを動かして
しまう人もいます。
ハイブリッド運転は加速、惰性の繰り返しなので、その加速時は
アクセルを一定にしやすいのではないでしょうか。
これらは同じような加速のシチュエーションなのですが、一番上はスロットルです。真ん中はエンジンパワー、
一番下は空気燃料比の指示値(緑)と計測値(青)です。
左はアクセル一定の運転です。右はスピードコントロールのため、アクセルが波打っている場合です。
アクセルが一定だと、エンジンパワーも一定で、空気燃料比は指令値にほぼ一致していることがわかります。
ところが、アクセルが波打つとエンジンパワーも同様に波打ち、空気燃料比は指令値からのズレが
大きくなります(制御が難しくなります)、結果、燃費最適の値から上下に振れながら動くわけなので
左より右は燃費が悪くなりがちになります。
ということで、アクセル一定で運転するのは燃費がよくなる要因の一つだということです。
ガソリン車でも同じことが言えるのではないかと思いますがどうでしょうか。
次にガソリン車に乗るときは、そんなことを考えながら運転してみたいと思います。