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カタログ燃費と実燃費の差

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180528-00010002-wcartop-ind

 

カタログ燃費と実燃費の差の説明として、加速時にエンジンとモータの出力の配分を

自由に決められるからモード最適にした結果、差が広がるのだ、とのことですが、

読んですっきりする説明ではないですね。

 

そういうなら、JC08モードにはどの配分にするとなぜ最適で、市中ではなぜ

それが合わないかを説明しないとだめなのでは?と思います。

 

まあ、そういった類のことはなくはないのかもしれませんが、そう大きい影響が

あるとは思わないですね。例えば、量販グレードよりイナーシャウェイトを1ランク下げた

燃費グレードを設定している車種があったりしますが、例えば日産ノートe-POWERなど、

そういった車種で量販グレードと燃費グレードの燃費差がイナーシャウェイト1ランク分より

広いかなという感触があると、何か対策しているのかもとは思いますが、そんなに大きな

ものではないと思います。

 

カタログ燃費と実燃費の差として、HVで思いつくのは空調分が燃費に占める割合が

大きくなるのと(例えば同じ空調500Wのエネルギー消費でも、10km/lと30km/lでは

燃費の悪化幅が違う)、ガソリン車はスピードが上がると燃費がよくなる効果が

あることです。

 

https://automobiles.honda.com/vehicles

例えば、ホンダUSAのページを見ると、ガソリン車のHWY燃費はCITY燃費より数割よいことがわかります。

逆にHVはだいたい同じくらいです。(EVはむしろ悪い)JC08は8kmで11回停止するのですが、だいたい2車線の道路で

まあまあ流れていると1kmに1回停止くらいとすると、JC08は流れが悪い一般道という感じです。

ガソリン車の燃費を給油するときに測るとすると、その時の走行履歴がJC08同等だったらHVと

同条件ですが、高速道路が何割か混じっているとそれだけでガソリン車がカタログ燃費と実燃費の

差を縮める要素があるといえるのではないでしょうか。

 

他にも理由はあるでしょうが、カタログ燃費と実燃費の差の理由がHVはモード燃費に最適化しやすいからだと

言われるとちょっとどうなんかな、と思いました。まあ、そう書きたかったのだとしても、なるほどと思えるような

理由をつけて欲しいところです。