さて前回の続きです。
まずこの図からです。アウトランダーPHEVの2Lはチャージを押すと
3Lくらいガソリンを消費してSOCが80%になる、2.4Lの場合は
燃料消費量が増えるのかどうか?ということですが・・・
2Lの場合はこの☆印の動作点としましょう。確か1300rpmだったか、
80Nmくらいで10kWくらいの充電ではないでしょうか?
私が初めてアウトランダーPHEVに乗ったとき、チャージを押して
充電してみたら、ずい分うるさいな、三菱攻めたな、と思いました。
このうるささは少なくともユーザーが制御できるものでないと許されない
でしょう。押してみて、近所迷惑だな、やめとこうと思ってやめられるものです。
それを踏まえて2.4Lの時どうかなのですが、動作点が同じとすると、
単純に考えると熱効率マップは縦にのびるので、☆印が下に来た分だけ
熱効率が悪くなって、燃料消費量は増加することになります。
☆印も上にすればいいのですが、音もさらにうるさくなるとするとどうかというところですね。
まあそんなことより私が気になったのはWikipediaに書いてあった一文です。2.4L化の改良点で、
「併せて、エンジン発電時におけるエンジン回転数の低減、発電量の適正化」
これですね。いや、あれよくOKになったと思いました。恐らく2.4L化の時に
動作点を変えて(悪くして)静かにしたのではないでしょうか。
この矢印のような感じで動作点を移動したとすると、
熱効率悪化、燃料消費量は増加していると予測します。